「じいちゃんとおかしとぼく」
山梨県 小学校一年
ぼくは、五さいのとき、じいちゃんとばあちゃんの三人でくらしていた。じいちゃんは、せんそうがおわってすぐにうまれた。だから、おかしは、とてもきちょうだったらしい。よるごはんがおわると、まいにちじいちゃんは、おかしをたべる。ぼくは、いつもおこられていてこわいじいちゃん。でも、いっしょにおかしをたべているときは、ニコニコする。
このじかんがおわると、ぼくはひとりでねなくちゃならない。おかあさんがいなくてもだいじょうぶだとおもわれたかったからだ。ふとんをかぶって、あしたはじいちゃんとなんのおかしをたべようかかんがえていた。
おかあさんとまたくらせるようになって、ぼくは、おみせでおかしをみると、じいちゃんをおもいだす。かなしくてさびしかった。でも、じいちゃんは、ぼくをたくさんえがおにしてくれた。ありがとう、じいちゃん。