あなたのお菓子エピソード書いてみませんか?お菓子のちから 作文コンテスト

優秀賞

「母の努力」

静岡県 中学校二年

僕は、幼い頃アレルギー体質で皮ふのかゆみやただれがあり、食物アレルギーもありました。主にアレルギー反応が強かったものは卵・牛乳・バナナでした。だから、幼い頃は食べられるお菓子がとても少なく、自分が食べていなくてもとなりで姉が食べているものが少し付着しただけで強いかゆみが出てしまうことも多くありました。

そういったこともあり、母は誕生日ケーキを買うことができず、自分で手作りしたものを家族に用意していました。牛乳や卵・バターを使わず、豆乳や特殊なバターを自然食品のお店に買いに行き、デコレーションケーキを作ってくれました。その時の味はよく覚えていませんが、姉の話ではあまりおいしいとは言えなかったそうです。しかし、当時の写真には僕がうれしそうに食べている姿が残っています。食べられる材料とフルーツをのせたケーキを作るのは母にとっては初めてのことで、いろいろ考えて作ったのだろうと思うと、大変だったのではないかと感じます。

それから何度か手作り豆乳ケーキを食べましたが、だんだんと食物アレルギーが改善されていきました。当時除去食を中心にアレルギー悪化をさせない治療をすることが一般的でしたが、僕の母は当時はめずらしかった食べて治すという治療を医療機関と相談の上進めていました。毎日わずかな量を食べ続けることで、給食を食べる頃にはアレルギーがほとんど改善していました。今では好きなお菓子を選んで食べることができます。幼い頃は食べたくても食べられなかったものが、何でも食べられることは僕にとってとても幸せなことです。食事とは違い、お菓子は休憩やごほうびなど心を華やかにしてくれます。家族が我まんして僕に合わせてくれたケーキがあったからこそ家族と同じものを食べられる喜びを今も強く感じられるのだと思います。

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食べものに、もたいないを、もういちど。お菓子の賞味期限は、美味しく食べられる目安を示すものであり、これを過ぎても食べられなくなるわけではあり ません。 現在、日本では「もったいない」 を合言葉に、 食品ロス削減運動が展開されています。 菓子産業は、 この 運動の一環として、 食品ロスを減らす取り組みを行っています。