あなたのお菓子エピソード書いてみませんか?お菓子のちから 作文コンテスト

優秀賞

「お菓子から学ぶ」

福岡県 中学校一年

チョコレートは甘いけれど、どこか苦い。

帰路の途中、コンビニに立ち寄った時のこと。ある一つの商品が目に留まった。チョコレートである。そのパッケージに青と緑のロゴと「FAIRTRADE」という文字が入ったマークが描かれていた。「どんなマークなのだろうか」そう思ったけれど、それきり深く考えることはなかった。

それからしばらくして、授業でカカオ農園で働き続ける兄弟の動画を見た。この兄弟は学校へも行けず、朝から晩までカカオ農園で働き、一日あたり50円以下の安い給料で生活している。それでも稼いだお金を病気の母に送り、一生懸命働くその姿を見たとき、胸が苦しくなった。

この動画を見てからは、私はこの問題について調べずにはいられなかった。調べていくうちに、以前コンビニで見かけたそのマークの意味を知った。国際フェアトレード認証マークといって、その商品が開発途上国の生産者から適正な価格と労働条件で継続的に取引され、環境にも配慮されていることを証明するマークだそうだ。このマークがついた商品を選ぶことで、生産者は安定した収入を得ることができる。つまり、私たち消費者の「選ぶ」という行動が、遠く離れた国の人々の生活を支えることにつながっているのだ。

これまでの私は、チョコレートをただ甘いお菓子として何気なく買っていた。しかし、その裏側には、あの兄弟のようにカカオ農園で苦しい生活を送る人々の現実があることを知った。あの時コンビニで見かけたマークを見過ごしてしまえば、それまでの存在だったけれど、知った今では、チョコレートの「甘さ」の裏にある「苦さ」を忘れてはいけないと感じている。これからは、お菓子一つ一つに感謝しながら食べていこうと思う。チョコレートが本当の意味で甘くなる未来を願って。

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食べものに、もたいないを、もういちど。お菓子の賞味期限は、美味しく食べられる目安を示すものであり、これを過ぎても食べられなくなるわけではあり ません。 現在、日本では「もったいない」 を合言葉に、 食品ロス削減運動が展開されています。 菓子産業は、 この 運動の一環として、 食品ロスを減らす取り組みを行っています。